EU諸国ではすでに1980年代半ばに欧州共同体(EC)会社法指令の国内法化による会計基準の国際的調和化がなされている。EU諸国においては、その後の金融・資本市場改革と(EU通貨統合を含む)グローバリゼーションの進行とともに、新たな国際的調和化ないし会計基準国際化対応が図られている。本書は、このような金融・資本市場改革とグローバリゼーションの進行のもとにおけるドイツ連結会計報告の変遷を制度と開示実務という密接に関連する2つの側面から考察しようとするものである。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。