入院医療、外来(通院)医療に続く第3の医療といわれている在宅医療は、住み慣れた自宅で療養したいという患者さんの希望をかなえ、そのQOLを確保するものである。在宅医療の可能性は広がっているが、同時にそれに対する不安が、患者・家族だけでなく病院の医療スタッフの側にも存在している。この本の目的は、その点を踏まえ、かかりつけ医に対しては最新の在宅医療の情報を提供し、また病院勤務医に対しては在宅医療を躊躇しているスタッフ・患者・家族に情報を提供し、患者さん本位の医療実現のために安心して在宅医療に移行してもらえるよう在宅医療の可能性を示す所にある。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。