アルコホリズムの社会学 アディクションと近代/野口裕二

著:野口裕二
出版社:筑摩書房
発売日:2024年11月
シリーズ名等:ちくま学芸文庫 ノ12−1
キーワード:アルコホリズムの社会学アディクションと近代野口裕二 あるこほりずむのしやかいがくあでいくしよんときんだ アルコホリズムノシヤカイガクアデイクシヨントキンダ のぐち ゆうじ ノグチ ユウジ
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内容紹介
ひとはなぜアルコホリズム(アルコール依存)に陥るのだろうか。原因を「意志の弱さ」に求めていては何も解決しない。自分の意志ではどうにもできないと認めることが回復への第一歩となるのだ。そこから見えてくるのは、「自らの意志で欲求をコントロールする主体」という、近代社会の理想的人間像である。アディクション(依存症)とは、そうした近代的あり方の綻びが露呈したものに他ならない。だとすれば、回復への道は近代合理主義が切り捨ててきたものの中にこそ見出し得る―。ベイトソンやギデンズの思想に依拠しつつ、アディクションを社会学的に解明した先駆的名著。

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