敗者としての東京 巨大都市の隠れた地層を読む/吉見俊哉

著:吉見俊哉
出版社:筑摩書房
発売日:2023年02月
シリーズ名等:筑摩選書 0248
キーワード:敗者としての東京巨大都市の隠れた地層を読む吉見俊哉 はいしやとしてのとうきようきよだいとし ハイシヤトシテノトウキヨウキヨダイトシ よしみ しゆんや ヨシミ シユンヤ
関連商品リンク

内容紹介
富と人口が集中し、世界最大規模を誇る都市、東京。だがこの都市は、少なくとも三度、占領されてきた。一五九〇年の家康、一八六八年の薩長連合軍、一九四五年の米軍によってである。凹凸をなすこの都市の地形と結びつきながら、過去の「敗者たち」の記憶は、歴史的な地層をなしてきた。縄文の古代から現代までを視野に入れ、地球史的視座と家族史的視座とを往還しながら、江戸=東京に伏在する「敗者たち」の記憶の水脈を探り当て、「勝者」であり続けようとする令和の東京とは異なる可能性を探求した、比類なき「江戸=東京」論!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。