ビジネスは重厚長大産業から軽薄短小産業に変異したと言われ、大量生産大量消費の時代はもう終わったはず。しかし、流通業や小売店舗には売れ残り商品、捨ててしまう食品で溢れています。値引きシール、バーゲン合戦など、どのように売り抜けるか知恵が求められています。自動車、建設、不動産業界では大型機材や原材料素材が世界各国からの輸送で成立しています。物流は人々の生活を支える貴重なエッセンシャル活動であり、日本では激甚災害が起きるたびに物流の重要性が語られます。
経営活動の多くのモノとそれを扱う物流マンは、多額な在庫資金とトラック運賃、労務費で企業経営の問題児として絶対削減の対象とみなされてきました。「無駄はないか、過剰はないか」という視点も大切ですが、「なぜ売れない在庫が増えるのか、どうしてムダな物流が起きてしまうのか」という経営の視点から物流を理解してもらおうとまとめたのが本書です。
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