

どうやれば患者の話に耳を傾けられるのか。聞いた内容をどう理解したらいいのか。患者にどう語りかけたらいいのか。前半では、コミュニケーションのスキルを高めるためのヒントを数多く挙げた。バーバル(言語的)なコミュニケーションだけでなくノンバーバル(非言語的)なコミュニケーションについても紹介している。後半では、治療者が患者の問題をどう解決するかを具体的に説明。患者の不安を解消するために、イメージを使ってやる方法と実際の場面でやる方法を順序だてて説明し、解説した。セラピストが、また患者が、周囲の人の気持ちを傷つけないように、それでいて思いきって自分の意見や気持ちを表現する方法も紹介している。
理学療法士と作業療法士の治療の目的は、患者の身体的な機能の回復だが、身体的なスキルの向上は必ず心理的な活動をともなう。本書ではその臨床活動に心理学の原理をどう使うかを詳細に述べる。前半は、患者とよい治療関係を築いていくためのコミュニケーションスキルを高める方法、後半では、患者の心理的な問題をどう解決するかを具体的に説明。症例をあげてわかりやすく具体的に書かれているので、すぐに臨床の場で実践できる
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
