

現在販売されているバラは大変バラエティに富み、木立ちバラだから、つるバラだからと栽培方法を単純に分けて考えることができなくなりました。実際に庭で育ててみないと、どんな性格なのかわからないものがたくさんあるのです。この木立ち性とつる性のバラが、切れ目ないグラデーションのように連続して存在するという現実を踏まえ、本書では、通常の枝、ベーサルシュート、花の大きさと房咲き、どのように養分を振り分けて咲かせるか、など「パーツごとに分解して解説する」ということに努めました。こうすることで、目の前で育っているバラをしっかり観察し、花壇で楽しもうか、つるバラとして庭を演出しようか、と柔軟に考えられるようになります。最新品種も掲載している図鑑ページでは、手間なく育つ品種を優先的に選んで紹介しています。バラ栽培の上達度に応じた品種選びが手軽にできる構成にしました。バラと草花が咲く、すてきな庭づくりに役立てください。
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