

本書は、欧州通貨統合が実現してしばらくは低迷していたユーロが、2000年初頭のアメリカのネットバブルの崩壊、アメリカ単独行動主義に対する世界的なきびしい批判のなかで、ドルと並ぶ国際通貨に台頭しつつあるということを具体的な数字をもってあきらかにしようとするものである。そうした考察をとおして、北朝鮮問題でお世話になるから、国際法上おかしいけれども日本はイラク攻撃を支持するなどという、民族の誇りをかなぐりすてるようなアメリカ追随をやめて、しっかりと自立しなければならないということをあきらかにする。
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