

本書では、二大精神病といわれる「統合失調症」と「うつ病」に加え、近年問題となっている「人格障害行動障害」を取り上げた。本シリーズ中でもとりわけ重みのある巻である。小田晋による「統合失調症」と「人格障害 行為障害」は、それぞれの病への入門として最適なだけではなく、歴史的・比較文化的な考察が豊かであり、なおかつ有益な治療実践の手引きともなった画期的論考である。「うつ病」は、「うつ病はカゼと同じ」などという風評に対し、一石を投じる意味で書かれたものである。
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