

不登校や非行やいじめなどの対策は、学校だけでも、家庭だけでも、地域だけでも成功しない。スクールカウンセラーを有効に活用するには、学校、保護者、地域社会が一体になった組織づくりがなされ、子どもをどう育てようとしているのかについてみんなの意見の一致がなされていかなければならないからである。このような時期にあって、最初に必要なのは、スクールカウンセラーおよび教育関係者全体や保護者が問題を表現するスクールカウンセリングの用語に慣れ、共通の言語を使えるようにすることである。本書はそのために書かれたものである。
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