春雷抄/辻堂魁

渡り用人・唐木市兵衛は、知己の蘭医・柳井宗秀の紹介で人捜しを頼まれた。依頼主は江戸東郊の名主で、失踪した代官所の手代・清吉の行方を追うことに。一方、北町同心の渋井鬼三次は、本来、勘定奉行が掛の密造酒の調べを極秘に命じられる。江戸で大人気の酒・梅白鷺が怪しいというのだ。やがて二つの探索が絡み合った時、代官地を揺るがす悪の構図が浮上する…。

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大人気シリーズ「風の市兵衛」最新作！人捜しの依頼を受けた市兵衛が事件を探って行くことで見えた真実とは！？闇に斬り込む市兵衛を描く第１１弾！

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