

西周:儒教的な翻訳語を量産し、洋の東西を強引に接続。福沢諭吉:日本文化と相容れない個人主義を、その理想として組み込む。中江兆民:自由と民権について、福沢と同様のことを行う。西田幾多郎:それらのカオスの中から仏教的な要素を引き出し、さらに記号体系を撹拌。和辻哲郎:倫理、人との交わりについて、仏教的、儒教的要素を引き出す。中沢新一:そこにチベット仏教とフランス現代思想を混入。東浩紀:それを日本文化の誇るオタク文化と混ぜ合わせる。落合陽一:テクノロジーの力を借りて、仏教とテクノロジーを融合。―「文化的接木」と「記号設置」の観点から、日本思想史の新たな側面を照らす。
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