回避性とは、親密な関係を避ける、責任や面倒を避ける、チャレンジを避ける、傷つくことを避ける、感じることを避ける―今こんなタイプが急増している。これは少子化・晩婚化の真の原因か?
近年クローズアップされてきた愛着障害には「不安型」と「回避型」があるが、特に問題となっているのが「回避型」の愛着障害の増加である。このタイプの特徴は、「人と親密になれない」「何に対しても醒めている」「自己表現が苦手」「隠棲願望がある」「失敗を過度に恐れる」などの傾向がある。就職氷河期、晩婚化・少子化については、さまざまな議論がなされているが、著者は「回避型愛着障害の増加もその一因を成しているのではないか」と主張する。
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