久しぶりに差し向かいで養父の松平定邦(白河藩主)と酒を酌み交わした定信は、側室をもつように勧められる。世継ぎを心配する病弱な正室の峰からの申し出でもあった。『おたふく』の女将・お千香に惹かれている定信の気持ちを知る側近・為永はある画策をする。一方、定信は某藩剣術指南役だった浪人・白井と居酒屋で知り合い、交流が始まる。しかし白井が金のためによからぬ依頼をうけたことを知った定信は…。若き定信が大志を秘めて活躍する好評シリーズ第四弾。書下ろし痛快時代小説。
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