

ビジュアルリテラシー(VL)は当初、芸術分野、とりわけ視覚芸術をメインとする美術にのみ求められる能力であると考えられてきた。しかし、テクノロジーが進歩し、ビジュアル情報が我々の生活に深く根ざし、コミュニケーションの一手段を担うまでになった現代では、ビジュアル情報を享受する全ての人にとって必要な能力として捉えられつつある。本書は、VLという枠組みを確立しようとする流れから、現代そして将来的にVLがどのように我々の生活に根ざした存在となりうるか、その必要性と各分野との関連について述べる。
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