宿泊施設がわかります!
久保 成人氏(元観光庁長官・東武トップツアーズ株式会社 代表取締役会長)推薦!
◆ホテル・旅館は、単に「宿泊・飲食機能」だけでなく、「地域情報の発信機能」や「地域産業を支える機能」も有しています。また、多くの旅館は「日本の伝統文化の継承者」であるとともに、地域の安全拠点―「ラスト・リゾート」の役割も担っています。本書は、宿泊事業の役割に関心を持つ方、経営参加を考えておられる皆様にとって、最善の手引書です。
◆五輪前景気から一転、コロナ禍で深刻な経営不振に陥ったホテル・旅館業の復活のカギを握るのは、所有と経営の分離を柱とする財務リストラクチャリングと、これまで以上に安心・安全を個人顧客にアピールできる施設・サービスの品質ならびにその保証。観光を軸に地域経済の復興を図る地域金融機関にとっても知っておくべき知識を満載。
【主要目次】
第1章 五輪前景気がコロナ禍で一転、どん底へ
・コロナ前夜まで順調だった「観光立国」への道
・山高ければ谷深し
第2章 個人客の安全・安心ニーズに応える宿泊施設の品質
・国内観光意欲と宿泊施設の選択方法
・カスタマーエクスペリエンスが問われる個人市場
・地域のツーリズムフォビア
・宿泊施設の客観的評価手段
・SDGsへの取組み
第3章 ホテル・旅館業の財務リストラクチャリング
・宿泊施設の運営スキーム
・コロナ禍で活発化した資産売却によるオフバランス化
・GK−TK方式によるリスクマネーの導入
・所有と経営の分離のメリット
第4章 不動産賃貸借契約・運営委託契約のポイント
・オーダーメイド賃貸の賃料増減額請求権
・運営委託契約
第5章 運営形態別の収支シミュレーション
・オフバランスシート後のNCF
・マーケット分析のケーススタディ
・ホテルの収支構造と競争力フォーキャス
第6章 宿泊施設のデューデリジェンス
・財務リストラクチャリング実施時における調査ポイント
・宿泊事業リスクの見極め
第7章 ポストコロナのV字回復に向けて
・ハイブリッド型賃料へのシフト
・専門職業家への意識改革
Appendix1 コロナ禍とホテル・旅館業界
Appendix2 常態化した宿泊施設の感染症対策
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。