

本書は,大学数学初学者向けの微分積分の教科書である。
近畿大学工学部の微分積分学の講義録をまとめた本書は,三角関数や導関数の定義といった高校数学の内容の再確認を行うところから始められ,150ページ程度の間に微分積分に関する必須事項が非常にコンパクトに納められている。
「あとがき」では,導関数の連続性を用いた曲線の長さの公式の証明や,全微分可能性を用いた接平面の公式の証明といった発展的な内容を扱う。そのため,微積分学の基礎科目の入門書としてはもちろん,一般的の数学書としても楽しめる内容となっている。
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