

本書はSI単位に対応し、「鉄筋コンクリート工学」の初歩から応用までわかりやすくていねいに解説したテキストである。
はじめに許容応力度設計法の有効性と簡便性を明らかにし、構造材料の最も現実的な工学特性をふまえた使用限界状態設計法と対比し、前者の弱点を示しながら両設計法の整合性を図る手法を例示した。また、はり・柱・プレストレストコンクリートけたの終局限界状態設計法を環境条件を考慮した場合について取り上げ、さらに、はりのひび割れの有無によるたわみの計算法やひび割れ判定法を具体的に示した。はりのせん断力に関しては、断面内使用応力度分布と対策法、終局限界状態設計法による破壊モードの判定法等についても記述している。断面決定用数表も新規に作成し、すべての計算例を具体的に解答した。
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