

反強磁性体の重要性がスピントロにクスの分野で認識され,磁性材料としての反強磁性体が多くの分野で脚光を浴びるようになってきた。本書には反強磁性を示す3d遷移金属および4f希土類金属,およびそれらの元素で構成される典型的な合金および化合物,ニクタイド,ナイトライド,シリサイド,カルコゲナイド,ハライド,スピネル酸化物,ペロブスカイトなどが収められている。これら反強磁性体のバルク,薄膜,多層膜,人工格子,クラスターのスピン構造,磁気変態と結晶構造変化,メタ磁性転移,磁気エントロピー,磁歪,ヤーン・テラー効果,スピンカイラリティ,スキルミオン格子,フラストレーションとネール温度,熱電特性,ハーフメタル特性,電気的性質,反強磁性と超伝導の共存などが応用への展開を念頭に議論されている。
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