

量子論は、原子や電子、光といった、いわば“自然界の主役”にせまる理論です。「相対性理論」と並ぶ、現代物理学において最も重要で、最も基礎となっている理論の一つです。私たちは、いたるところで量子論の恩恵を受けています。たとえば、パソコンやスマートフォンの誕生には、量子論が深くかかわりました。量子論がなければ、今の情報化社会は訪れなかったのです。量子論は、あのアインシュタインでさえ生涯悩みぬいたといわれるような、不思議な現象があらわれます。「物の存在」について、私たちの常識をくつがえしてしまったのです。本書は、そんな量子論の核心部分を、基礎からやさしく解説していきます。
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