

本書は、1977年に初版を刊行した『港湾構造物の耐波設計 波浪工学への序説』のリニューアル版である。近年の研究成果を取り入れて記述事項を大幅に増やし、「港湾の施設の技術上の基準」に導入された信頼性設計法に基づき、港湾の施設の確率論的設計(防波堤の性能設計)について解説。砕波を伴う波浪場・海浜流場の数値計算を解説するとともに、著者が開発した段階的砕波変形モデルを用いた平均水位の上昇量と沿岸流速の算定公式を紹介。海浜変形の予測とその制御に関して、これまでの漂砂関連の研究経緯を概観するとともに、著者の視点で近年の研究成果を取りまとめた。
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