

日本では30年ぶりの少数与党内閣、米国ではトランプ第2期政権が発足。ロシアのウクライナ侵攻の長期化、中東での紛争激化をはじめ、世界はどうなるのか?国内でも少子高齢化と人口減少、自然災害の激甚化、政府債務、金利、物価、為替レートなど、先行き不透明な問題が目白押し。世界も日本も、深刻な「不確実性」に直面している。不確実性の高まりは、景気の変動、企業の活動、人びとの行動にどのような影響をもたらすのか?不確実性はどのように計測できるのか?不確実性に対してどのような政策対応が必要なのか?世界金融危機、コロナ危機を経て、不確実性を定量的に捉える手法が進歩。不確実性の増大が、投資・雇用などの企業行動、家計の消費・貯蓄、さらにマクロ経済に影響を及ぼすメカニズムが解明されてきた。本書は、こうした不確実性をめぐる内外の研究を紹介しつつ、著者独自のデータ分析をもとに、不確実性の日本経済への影響を多面的に明らかにする。先行き不透明感が高まる中、将来を展望するためのヒントを提示する。
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