

アジア太平洋戦争末期、中国の重慶にあった米戦時情報局(OWI)は、中国共産党・八路軍の対日心理作戦の成功に注目し、延安側から米軍ビラに対する批評を受けるなど、延安の経験に学ぼうとした。そしてその内容を71通におよぶ「延安報告」と題するレポートにまとめて本国に送った。この『延安報告』をもとに、「日本人民解放連盟」が前線で日本軍兵士に向けてまいた反戦・厭戦ビラ、米軍が日系二世兵士を動員して作ったビラを紹介しつつ、八路軍の対日本人捕虜政策、米軍と八路軍の対日心理作戦と両軍の協力関係の実態に新しい光をあてる。
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