

「必修社会」についての研究や実践集は巷にあふれているが、「選択社会」についてはその数は少ない。ところがここ数年、社会科関係の優れた実践を読んでみると、「選択社会」で取り組んだというものが多くなってきている。これは、「選択社会」の実践を進めるにあたって、教師の創意工夫による授業づくりの自由度が高まってきていることを示している。その自由度は、学校・地域の特色を利用したオリジナルな実践となって一部実を結んではきているが、残念ながら、「選択社会」についての教師間の情報交換やアイデアの交流は、いまだ細いパイプのままである。本書は、そのパイプの拡張工事の役割を果たそうとしたものである。
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