

本書の作成に当たり、筆者3人は中学校学習指導要領(平成29年告示)に示される数学科の目標の達成を目指して、「端末(ICT)は生徒の資質・能力を育成するために活用する」という考えを確認しました。本書では、数学的活動を充実させるために「問題解決的な学習」を日常の授業の基本と押さえ、端末(ICT)を活用することで、より豊かな数学的活動が行われることを目指しています。第1章では、文部科学省(2020)「教育の情報化に関する手引(追補版)」を参考に、授業において端末(ICT)を活用する視点とその有効性や、端末(ICT)を効果的に活用するための授業づくりのポイントについて実践事例を用いて解説しています。第2章では、1人1台端末に生きる36本の問題解決的な学習における「問題」と実践事例を紹介しています。こちらは、現課程の中学校1年から3年までの全単元を網羅しており、1単元1本以上の事例を紹介しています。
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