

「個別最適な学び」は、一人ひとりの子どもを見つめて、それぞれの子どもの中で、その教科「らしい」学びとこの子「らしい」学びが成立することが重要です。また、子どもの学習の複線化が重要なのと同時に、教師の指導・支援を複線化することも大切です。ポイントは、次の6つです。1 「自立的な学習者を育てる」という上位目標をもつこと。2 上位目標を達成させる方法は子どもの実態と教師の個性に合わせて柔軟に行うこと。3 方法面だけを表に出すのではなく、社会科という教科としての内容面も大切にすること。4 「すべての子ども」を意識した「この子」の学びを過程として見ること。5 長いスパンを意識して子どもを育てようとすること。6 教師の指導性を充分に発揮させること。本書は、『社会科「個別最適な学び」授業デザイン』の理論編、実践編の続編として、上記の考え方をもとに編まれた、小学校から中学校、高等学校までの実践をまとめました。
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