40代からシニアまで睡眠の悩み 治療は必要?薬はどうする?/三島和夫

監修:三島和夫
出版社:NHK出版
発売日:2022年07月
シリーズ名等:別冊NHKきょうの健康
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内容紹介
我慢しないで! 睡眠の悩み

睡眠に関する悩みを持つ人の割合や睡眠薬の処方率は、加齢とともに顕著に増加していきます。睡眠の質の低下は、日中の生活にも影響を及ぼします。一般に睡眠不足は、その日のパフォーマンスを下げるだけでなく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や、うつ病、認知症の発症とも関係があり、心身に大きな影響を与えます。
例えば「不眠症」では、夜寝床で眠れない日が続くうちに、寝床に行くだけで緊張感が高まり、さらに眠れなくなるという悪循環に陥ってしまうことがあります。
睡眠に関する病気で不眠の次に多い「睡眠時無呼吸症候群」では、血中の酸素濃度が低下するため高血圧になり、治療しないと心筋梗塞や脳梗塞を発症することもあります。また眠りが浅くなるため日中の運転などで交通事故につながることが社会問題にもなっています。
「夜間頻尿」は、夜トイレのために何度も目が覚めてしまう症状のことです。トイレに行きたい、でも我慢できないほどではないという状態でも、つい念のためトイレに行っておくようになり、目が冴えて眠れないまま朝を迎えることがあります。
さらに年を重ねていると、夜暗い中トイレに行くことが転倒などの原因になり、それが骨折、寝たきりにつながってしまうこともあります。
眠れない、夜トイレに何度も起きる、朝早く目が覚めてしまう、睡眠薬を使って大丈夫?、睡眠薬のやめ方を知りたい、いびきがうるさいと言われる、睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?、C-PAPってどんな治療?など、睡眠の悩みは尽きません。睡眠障害の有病率が増加する働き盛りからシニア世代向けに、睡眠の正しい知識や自分でできる快眠のコツ、治療すべき病気を、専門医が解説します!

はじめに
第1章 睡眠のウソ・ホント
日本人の3人に1人が睡眠障害ってホント?/年を重ねると睡眠時間が短くてもよくなるってホント?/睡眠薬は使っても大丈夫ってホント? ほか
第2章 この悩み、そのままにして大丈夫?
眠れない/夜何度もトイレに起きる/いびきが気になる/睡眠薬をやめたい/睡眠に最適な寝室環境を知りたい ほか
第3章 治療が必要な睡眠の病気
不眠症/睡眠時無呼吸/うつ病 など

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。