それでも噂はひっそりと伝わった。超絶に美味しい料理を提供するが、その存在を口外できない不可思議なレストランのことだ。三カ月の契約期間の終了が間近に迫るころには、口止めしていた「テオドール・ダナー」の評判はかなり広がっていた。しかしその名声は、料理長テオドールの誘拐(未遂か?)や、エレメンタル近代美術館収蔵品の強奪事件へと発展していく。美味しいご飯とそれを食するに最もふさわしい空間を守るため、敢然と(余裕で?)立ち向かうルウ、リィ、シェラの三天使。連邦主席直属特殊部隊をも巻き込んで大がかりな課外活動が始まった。
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