荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで/伊藤俊一
990
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著:伊藤俊一
出版社:中央公論新社
発売日:2021年09月
シリーズ名等:中公新書 2662
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伊藤俊一
中央公論新社
中公新書 2662
荘園は日本の原風景である。公家や寺社、武家など支配層の私有農園をいい、奈良時代に始まる。平安後期から増大し、院政を行う上皇の権力の源となった。鎌倉時代以降、武士勢力に侵食されながらも存続し、応仁の乱後に終焉を迎えた。私利私欲で土地を囲い込み、国の秩序を乱したと見られがちな荘園だが、農業生産力向上や貨幣流通の進展に寄与した面は見逃せない。新知見もふまえ、中世社会の根幹だった荘園制の実像に迫る。
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