前方後円墳とはなにか/広瀬和雄

著:広瀬和雄
出版社:中央公論新社
発売日:2019年12月
シリーズ名等:中公叢書
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内容紹介
三世紀中ごろからの約三五〇年間に、日本列島の各地で前方後円墳が築造された。墳丘、埋葬施設、副葬品からなる前方後円墳は、地域的な個性をもちながらも、共通性を大幅に逸脱することはない。しかも大山(仁徳陵)古墳をピークとして、歴然たる規模の階層性を見せている。共通性と階層性はなにを語っているのか。近年の考古学のめざましい発掘成果をふまえ、各地の豊富な事例研究をとおして、その出現から七世紀初めの終焉におよび古墳時代の新しい国家像を描きだす。

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