受難の歴史をのりこえ、禁教が解かれたのちも、秘かに脈々と信仰を伝えてきた「かくれキリシタン」。長崎・外海、五島列島、平戸、熊本・天草…、美しくも厳しき自然のなかで、それぞれの暮らしに根づいた独自の祈りのかたちを守り育んできた人々を訪ね歩き、貴重な証言とともに、その聖地や史跡を丹念にたどる。また、カトリックへの復帰を果たした信徒たちが、代々の思いを受け継いで建てた祈りの場、各地の教会堂も多数紹介する。2018年登録予定の世界文化遺産をめぐるガイドとしても必携の一冊。
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