

夫である皇帝の政変により、廃妃として残虐な刑に処され、幽閉された美凰。それ以来、息をひそめるようにひっそりと生きてきたが、蔓延する奇病の原因を祓うため、新帝の天凱によって再び後宮に呼び戻される。事態を収めた美凰と天凱だったが、今度は懐妊した妃嬪が奇妙な石を産むという凶事が続くように。蝗害のため都を離れなければならない天凱に代わり、天凱の異母兄である白遠の助力を得て調査を始めた美凰。だが皇宮では白遠にまつわる悪い噂が流れていた。そして駆蝗に奔走する天凱は、新たな災厄を目撃する―。怨憎と混乱と悲しみの後宮史、第二弾。
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