

魁の国王・楊鍠牙には最愛の妃がいる。大国の斎から嫁いできた美貌の皇女で、名を李玲琳という。―が、この王妃、高飛車かつ唯我独尊、毒蟲たちを溺愛し、三度の飯より毒が好きという規格外の人物だ。夫である鍠牙は度重なる理不尽にもめげず、玲琳に愛情を注いでいるが…。魁国における春夏秋冬、それぞれの季節に秘められた特別なエピソードとともに綴られるのは、玲琳の極悪すぎるマイペースぶりと、彼女に翻弄される周囲の人々の奮闘の軌跡。絶好調の中華風ファンタジー“むしめづ”シリーズ初の短編集、その衝撃のラストに刮目せよ!
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