

生涯現役、いのちという時間の最上の使いかたを目ざして走り続ける著者が一〇〇歳を越えてなお、「積極的に生きる喜び」にあふれる人生の奥義をつづる。だれかの役に立つということは、自分という存在そのものが生かされること。医師として患者に寄り添い、身をもっていのちの大切さを学んだことや日本赤軍派によるハイジャック事件に遭遇し、恐怖の中から「与えられたいのち」を実感したことなど数多の経験を通して、人生を自ら切り開くための指針を示すことばに満ちている。著者の最晩年に深い交流があった十六歳の俳人、小林凛による解説が胸にせまる。
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