▼第1話/病院食にも喜びを(前・後編)▼第2話/究極の料理人“冬編”(1〜3)▼第3話/食の安全(1〜9)
●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞社文化部記者。膨大な食の知識を持つ「究極のメニュー」担当。ゆう子と結婚し、双子の父に)、山岡ゆう子(旧姓・栗田。東西新聞社文化部記者。山岡と共に「究極のメニュー」の担当)、海原雄山(厳格な会員制の超高級料亭「美食倶楽部」を主宰する希代の美食家で、陶芸・書道・文筆にも秀でた芸術家。実の息子・山岡とは激しく対立している。帝都新聞の企画「至高のメニュー」を監修)
●あらすじ/士郎とゆう子の第3子が無事に誕生した。周一と難波は、出産後のゆう子のためを思い、中川に作ってもらった美食倶楽部の特製弁当を持って病院に駆けつける。そのとき、西浜病院ではちょうど病院食が出されていた最中だったが、周一たちは「病院の食事なんか食べられたもんじゃない」と脇へ下げてしまう。だが、それを聞いた西浜先生が突然怒り出し…(第1話)。
●本巻の特徴/産地偽装、不正表示、残留農薬、食品添加物、そして家庭の変容と崩壊……現代を生きる我々の食を取り巻く環境には、問題が山積みしている。絶望とも思える状況の中から、士郎たちは解決の道筋を示すことが出来るのか…? 日本の食に鋭く切り込む「食の安全」他、全3編を収録。
●その他の登場人物/飛沢周一(東西新聞社文化部記者。取材を通して雄山に心酔し、弟子のような存在に。「究極のメニュー」の次期担当候補でもある)、大原大蔵(東西新聞社社主)、小泉鏡一(東西新聞社取締役編集局長)、谷村秀夫(東西新聞社編集局次長兼文化部長)、富井富雄(東西新聞社文化部副部長)
「究極の○○」という流行語まで作り出した『美味しんぼ』が、文庫で登場! 綿密な取材により、単なるグルメ物にとどまらず、現代の日本が抱える「食文化」の問題点を鋭くえぐる社会派コミック!!
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