籠目玉から押し出された菜々緒の前に現れたのは、かつて彼女に「傷」を刻んだあやかし――猩猩だった。現場に駆け付けた夜行は、紅椿家の百鬼をもって応戦する。一方、笛を吹き、あやかしを呼び寄せる姿を多くの民衆から目撃された斎園寺しのぶは、陰陽寮の調査を受けることに。
猩猩に妖印を刻まれたことで傷モノとなり、「猿臭い」と虐げられ続けた菜々緒。あの日、彼女の身に何があったのか。黒幕・武井の目的はいったいなんなのか。一連の謎を残したまま、年に一度の陰陽寮退魔部隊「隊長会議」が開かれる―――。
※本商品は【通常版】です。
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