

失恋をきっかけに縁結びの神様を祀る廟にお参りに行った陸子涼。
授けられた“赤い糸”に導かれ、運命の初デート後に彼が迎えたのは――突然の死だった。
幽霊となった子涼に残された唯一の希望。
それは、紙でできた脆く儚い身体のまま、“真の愛”を得て生を取り戻すこと。
やがて赤い糸が導いたのは、冷たく危険な眼差しを持つ謎の男・白清夙。
無口で得体の知れないその男に、子涼は次第に恐怖と疑念を抱く。
――この男こそが、俺を殺した“犯人”なのでは?
愛を得られなければ、魂は消える。
だが、彼を選べば――再び命を奪われるかもしれない。
運命の赤い糸の先にあるのは、救いか、それとも破滅か――。
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