アメリカインディアンの精神的伝統を今なお暮らしの中に残す共同体がある。スー族の保留地、ローズバッドとパインリッジである。胸に刺した木串で身を裂くサンダンス、大いなる霊・ワカンタンカへの信仰、聖なる輪の教え―。比較文明学者である著者が彼らと生活を共にしながら自らの目で見た事実から、その精神世界を探り、明らかにしていく。物質文明の発展だけでは得ることのできない「人間の本当の豊かさ」を問い直す。
文明社会が忘れてしまった本当の豊かさとは何か? 人間の本質に迫る!アメリカ先住民のスー族に伝わる祈りの儀式や占術……。神秘的な伝承を貫くものは、大地を敬い、勇気を重んじる「心の文化」であった。比較文明学者がインディアンの精神世界を丁寧に読み解く瞠目の書。
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