

本書は、人間が外食するレストランというものができてから300年以上の歴史のなかで、象徴的かつ多大な影響力を及ぼした料理を選んで、紹介するものである。世界最初のレストランから、今日の革新的なダイニング・シーンまで、あらゆる分野にわたって取り上げている―オーギュスト・エスコフィエの「ピーチ・メルバ」(サヴォイ・ホテル)や小野二郎の「鮨」(すきやばし次郎)から、ジョエル・ロブションの「ポテトピュレ」(ジャマン)、アリス・ウォータースの「焼いたヤギのチーズとガーデンサラダ」(シェ・パニース)、フェランとアルベルト・アドリアの「球体‐Iグリーンオリーブ」(エル・ブジ)、レネ・レゼピの「植木鉢の中のラディッシュ」(ノーマ)。国際的な食の専門家によって選ばれた200皿以上の料理の数々を記録した本書は、料理にまつわる物語とレシピ、さらに美食の進化の過程とレストラン文化がいかにして発展したかを追うことができる、貴重な1冊である。第一部は、それぞれの料理の美しいイラストと選者たちによる紹介文、第二部はレシピで構成されている。
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