

白河まつりは十歳の時に両親を亡くし、清流神社に引き取られた。ゴリラ系おかんの長男温太、頑固オヤジ系美形の次男蒼司、ツッコミ系美少女の末っ子瑞葉と力を合わせ、四兄妹で神社を営んでいる。清流神社、通称「呪物神社」はいわくつきの品物がよく持ち込まれる。本日預けられたのは、護符と麻縄で厳重に封印された行李【ほしいさま】。富をもたらすが、中を覗いた者の命を奪うと言われている。それを預かってから、まつりの周囲で不思議なことが次々起こり…四兄妹が織りなす呪物ときどきおいしいごはんの物語。
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