

《山の国》の公爵令嬢ヴァレリアは王太子妃になるため、ひたむきに努力してきた。しかし妹の計略で処刑が決まる。運良く《麦の国》の青年アルバに助けられ、行き着いたのは小さなスープ店だった。傷ついたヴァレリアの心は、あたたかいスープと無償の親切でほどけていく。そしてシーナと名を変えて、店で働くことに。具だくさんの日替わりスープと、焼きたてのパンに手作りジャム。不慣れでも誠実なシーナの料理は、アルバや訳ありのお客をほっと癒やして―追放された公爵令嬢の、おいしくてやさしいスローライフ。
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