

「どうしたもんかなぁ」新米占い師・月麗は困っていた。占いが権力者の逆鱗に触れて生贄にされるはずだったが、人違いで神界の後宮の妃になってしまったのだ。早速皇帝・洪封から命じられ、恋愛運を占ってみるが、結果は「妻に見えず」。偽妃だから当然だ。それに生贄だとバレたら、月麗は喰われてしまう―。怯える姿を尻目に、皇帝は月麗を喰べるつもりもなく、たっぷり溺愛しようと後宮専属の占筮者へと任命した。だけれど後宮は一癖も二癖もある妃達ばかり。慌てる月麗の前に、モフモフの黒猫が現れて…?
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