うっかり青国の妃となった、茶を愛す茶道楽娘・采夏。仕事に没頭する皇帝・黒瑛を心配し、部屋へ向かうと、手つかずの茶が目に入る。そこで采夏は息抜きにと、幼馴染みから教わったバター茶と、さらに三種の茶を飲む三道茶を淹れた。飲む度に悲喜交々思い出す三道茶の作法で茶を啜り「二人の出会い」を偲ぶ黒瑛に、采夏は思わず顔を赤らめる。そんなある日、新たな妃・燕春の入内がなされ、そこに一人の青年も同行していた。バター茶の匂いに誘われた彼は、迷い込んだ宮廷で采夏と出逢ってしまい―?
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