両親を亡くし、独りぼっちで生きていた女子大生・鈴鹿涼音。彼女は家に伝わる遺品の剣を手にしたとき、千年の眠りについていた美しき鬼神と出会い、見出された。―そう、金色の瞳と緋色の狩衣をまとった鬼神・大嶽丸に。涼音は強大な力をもつ彼とともに怪異を封じる使命を負うことに。当初は鬼神の存在に戸惑った涼音だが、自分を守ろうとする彼の姿に次第に心の傷を癒されていく。しかし、実は涼音こそが、鬼神を殺した乙女の生まれ変わりだと言われて…。千年越しに廻る運命の行き着く先とは―?
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