都よりほど近い淡海国に住む、やせっぽちの姿から「こじか」と呼ばれた少女。高く飛び跳ねてしまうため両脚には足枷の砂袋をくくりつけられ、端女として育った。ある時都より、頭中将・タケルがこじかのもとを訪れる。宮中の舞姫にふさわしいと、彼女を右大臣家で引き取るというのだ。実はかつての心の傷により、炎を嫌うこじか。暗闇で炎を灯す五節舞で踊れるはずもない。宮中から追い出され、ついには己の秘密を知ることになり―!?炎に愛された少女が運命に逆らい羽ばたく、圧倒的平安ファンタジー!
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。