腕利きの女用心棒・雪花は、美貌の青年貴族・志輝の指示で勤めていた後宮から花街に帰ってきた。望むのは平穏と金だが、志輝に加え雪花を慕う隣国王子・グレンまで現れ、騒がしさは増すばかり。一方、花街には国交が断絶しているはずの北の国家の影がちらつく。志輝たちが奔走する阿芙蓉の流入対策、水面下での外交…。そこには、雪花の母の血筋に秘められた建国史の謎が存在した。雪花も否応なく歴史の波瀾に向き合うことになり―。汚名を雪ぎ、己と国家の未来を掴むため胎動する、待望の第3巻!
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