死の森には魔女が棲む。気まぐれで人嫌い、偏屈者で凄腕の…。「死の森の魔女」ことリコリスは祖母の後を継ぎ、使い魔の白フクロウと森で静かに暮らしていた。ある日、病弱と噂の若き王弟ゼルクトラが訪ねてくる。彼が求めたのは安らかに死ねる毒薬。リコリスは断り追い返すが、その後なぜか家に入り浸られるように。さらにリコリスは王家から呼び出され、変化のない日常から騒々しい表舞台に引きずり出され―「魔女の秘薬は、簡単には売れないわ」。魔女の薬をめぐるウィッチ・カプリチオ・ファンタジー。
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