清霞の力で敵の首魁、甘水の襲撃を一時退けた美世たち。だが、帝都では甘水の一派が勢力を拡大。美世たちは皇太子、堯人の宮城でさらなる襲撃に備えることになる。そんな中、美世は先の襲撃で気づいた清霞への想いに戸惑っていた。穏やかな親愛とはまた別の強い感情に、今の幸せが変わることを怖れる美世。けれどある日の夜、清霞と語りあう時間を得た美世は、彼の提案で互いにひとつずつ質問をしあうことになって…。「恋、という感情を―憶えたことはありますか」これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
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