ナショナリズムを陶冶する ドイツから日本への問い/藤田直央

著:藤田直央
出版社:朝日新聞出版
発売日:2021年02月
シリーズ名等:朝日選書 1018
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内容紹介
ナショナリズムとは何か。国民が「わが国」をつくる主人公となった近代以降の国民国家において、「国民がまとまろうとする気持ちや動き」であると著者は考える。理念なき愛国心を叫ぶ指導者が闊歩するなか、日本人は自らの写し絵であるナショナリズムをいかに導くべきか。日本と似た近現代史を歩んだドイツに赴き、ナショナリズムが生んだ巨大な闇としてのナチズムに戦後どう向き合い、教訓を継承し続けてきたのかを取材。再統一から30年を経た今も東西に残る意識の違い、排外的な新興右翼の台頭など、今のドイツが抱える問題も考察する。朝日新聞記者として主に日本政治を追ってきた著者が、ドイツの模索を活写しつつ、日本人が問い直すべきナショナリズムについて大きな一石を投じる。

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