対話というプロセスを通して、クライエント(来談者)の心理的な問題や悩みへの支援を行うのがカウンセリングだが、さらに生き方の発見の道案内もできるようになってほしいと著者は語る。「自分とつきあえるようになること」「人の違いを受け入れられるようになること」「ヒューマン・エラーを認め、赦せるようになること」。これらの発見も含めて、クライエントに寄り添った支援をするのが専門家であると。そして最終的な課題は、一人として同じではないクライエントを支援するために、自分というカウンセラーをどう育てるかであると。本書では、カウンセラーとして、また指導者として長年カウンセリングに携わってきた著者が、カウンセリングの基礎と新たな動向をまとめて伝える。カウンセリングに興味があり、学びたい人へのわかりやすい導きの書。
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